【アンビシャス】『大志』を抱くりんご|りんごの品種を勉強する#23

アンビシャス



こんにちは。マコト(@makoto_ringo)です。

23回目のりんごの勉強です。

前回はこちら↓

金星 【金星】見た目がとってもきれいなクリーム色の甘いりんご|りんごの品種を勉強する#22



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今回は「少年よ大志を抱け」が名前の由来の『アンビシャス』という甘いりんごの紹介です!

アンビシャスとは


あまさ
(3.0)
すっぱさ
(1.0)
硬さ
(3.0)
夢見る度
(5.0)
レア度
(3.5)



親の掛け合わせ:『東光』× 不明

収穫時期:11月上旬

生まれたところ:青森県

おもな産地:青森県など

大きさ(重さ):200g~300g程

皮の色:黄色、部分的に赤みがある

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アンビシャスの特徴

アンビシャス断面図
アンビシャスの断面図




アンビシャス』は平均260gの大きさで、りんごの中では中くらいの大きさです。



角の無い丸い形をしており、皮の色は黄色地に太陽の当たった部分が赤みを帯びています。

また、果点が大きく全体的に見られます。



果肉は硬めで、しっかりとした歯ざわりがあります。

蜜はほぼありませんが、果汁が多く、甘みが強く感じられるりんごです。



貯蔵性も良く、通常保存で3月頃、冷蔵保存で5月頃まで保存できます。

アンビシャスの歴史



アンビシャス』は『東光』の自然交雑実生から選抜されたものです。



南津軽郡柏木町(現・平川市柏木)の木村甚彌さんが青森県りんご試験場長を定年退職後の1971年(昭和46年)に自宅の畑に播種し、73本を育成、1975年(昭和50年)に初結実、1979年(昭和54年)に選抜しました。

その後、木村さんは原木、苗木、高接樹について特性調査を進めていました。



しかし、1982年(昭和57年)2月に木村さんが亡くなったため、同年4月から弘前市の工藤末次さん、工藤清一さん、工藤練一さん、黒石市の今喜代治さんらが、高接樹各1本の試作を行い、特性の確認調査を行いました。



アンビシャス』の品種登録年は1985年(昭和60年)で、出願時の名称は育成地の地名の『平賀』でしたが、引き継がれた方たちにより『アンビシャス』と命名され、品種登録されました。

品種名の由来は「少年よ大志を抱け(boys be ambitious)」の「大志」からつけられました。

アンビシャスくん

マコト

クラーク博士が教え子たちに贈った言葉だね!

主な食べ方



アンビシャス』はとても甘いので生で食べるのがおすすめです。

小さいサイズなので子どものおやつにも最適です。

今日のりんご



マコト

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【りんごの家系図】りんごの品種の交配親の組み合わせをまとめました。 | ぽむれぽ。 へ返信する コメントをキャンセル

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