【シナノスイート】りんご界のサラブレッド的存在なりんご|りんごの品種を勉強する#10

シナノスイート

 

 

こんにちは。マコト(@makoto_ringo)です。

10回目のりんごの勉強です。

 

前回はこちら↓

陸奥 【陸奥】栽培方法で皮の色が変わるちょっとふしぎなりんご|りんごの品種を勉強する#9

 

今までに出会ったりんごたち>>>りんごの品種一覧

 

今回はりんごの2大品種を親に持つサラブレッド的存在な『シナノスイート』というりんごの紹介です!

 

シナノスイートとは

 

あまさ
(3.5)
すっぱさ
(1.0)
硬さ
(2.5)
おぼっちゃま度
(5.0)
レア度
(1.0)

 

親の掛け合わせ:『ふじ』 × 『つがる

収穫時期:10月上旬~11月上旬

生まれたところ:長野県

おもな産地:長野県、青森県、秋田県

大きさ(重さ):380g程度

皮の色:濃赤色

 

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シナノスイートの特徴

 

『シナノスイート』は名前の通り甘い品種です。

香りも良く、果汁が多くてジューシーなりんごです。

糖度は14%~15%もあります。

 

平均的な大きさは380g程度で、やや長円ですが王冠はなく、丸みのある形をしています。

表皮はきれいな赤~濃赤色で縦縞があります。

 

シナノスイート』は熟すと表面にろう物質を分泌するためベタベタしています。

「油あがり」という自然現象でこのろう物質のおかげでりんごの水分が蒸発せずにみずみずしさが保たれます。

 

りんごのろう物質にはリノール酸やオレイン酸が含まれていて成人病の予防になると言われています。

シナノスイートさん

マコト

ベタベタしているほど熟していて食べごろでとってもおいしいというサインだよ!

 

りんご三兄弟®の次男にあたる品種

シナノスイート』は長野県りんご三兄弟®の真ん中、次男・次女にあたる品種です。

りんご三兄弟®とは長野県生まれのりんごで『秋映』、『シナノスイート』、『シナノゴールド』の3つのことを呼びます。

※りんご三兄弟®は全国農業協同組合連合会(JA全農)の登録商標となっています。

 

シナノスイートの歴史

 

シナノスイート』は長野県果樹試験場で1978年(昭和53年)に、日本で最も有名で人気の高い2大品種の『ふじ』と『つがる』を交配してできたりんごです。

 

交配して得られた種をまき、1984年(昭和59年)に初結実しました。

その後、育成・選抜し、1994年(平成6年)に登録出願をして、1996年(平成8年)に品種登録されました。

 

商品名は公募で一時期『あじぴか』になりましたが、みかんで同じ名称が商標登録されていることが分かり、使えなくなったので『シナノスイート』に変更されました。

 

マコト

正式名称は『シナノスイート』ですが、お店では『シナノスウィート』と表記されていることがあります。

 

主な食べ方

 

そのまま生で食べるのがおすすめです。

ジュースにしてもOKです。

 

今日のりんご

 

マコト

柔らかな甘さが特徴のシナノスイートです!

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【りんごの家系図】りんごの品種の交配親の組み合わせをまとめました。 | ぽむれぽ。 へ返信する コメントをキャンセル

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