こんにちは。マコト(@makoto_ringo)です。
33回目のりんごの勉強です。
前回はこちら↓
【サンつがる】収穫量全国2位を誇るりんご|りんごの品種を勉強する#33
今までに出会ったりんごたち>>>りんごの品種一覧
今回は『ふじ』に次ぐ、収穫量2位を誇る『サンつがる』というりんごの紹介です!
【目次】
サンつがるとは
親の掛け合わせ:『ゴールデンデリシャス』×『紅玉』
収穫時期:9月上旬~9月下旬
生まれたところ:青森県
おもな産地:青森県、長野県、岩手県など
大きさ(重さ):250g~300g
皮の色:赤色で縞状に色付く
サンつがるの特徴
『サンつがる(つがる)』は『ふじ』に次いで2番目に収穫量が多い早生種のりんごです。
果肉は硬めで、果汁は多いです。
りんごの香りはあまりしません。
親品種が『紅玉』ですが、酸味は強くありません。
糖度は13%~14%で、シャキシャキとした歯ごたえをしています。
『つがる』に比べて『サンつがる』のほうが甘みが強いです。
貯蔵性は『つがる』のほうが良く、常温で2週間、冷蔵で1ヶ月持ちます。
サンつがるちゃん
サンつがるの歴史
※『つがる』の説明になります。
『つがる』は青森県りんご試験場(現・地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所)で『ゴールデンデリシャス』に『紅玉』を1930年(昭和5年)に交配し、生まれた実生を1943年(昭和13年)に選抜・育成したりんごです。
交配時に組み合わせの親品種が書かれたラベルを紛失してしまい、花粉親が不明のままでしたが、1990年(平成2年)に、弘前大学の遺伝子診断の結果、花粉親は『紅玉』と特定されました。
味が良いりんごと注目されていましたが、収穫前の落果が多い、色付きもあまり良くないことから、賛同が得られず、命名や品種登録が延び延びになっていました。
しかし、嗜好調査のために一般人に食べてもらうと、とても人気がありました。
夏に取れる味の良いりんごとして注目され始め、長野県では盛んになっていきました。
このとき、『ゴールデン不明』、『不明7号』、『高月』、『紅林』、『早生ふじ』と呼ばれていました。
このことから、青森県は1970年(昭和45年)に『青り2号』と仮命名しました。
正式に『つがる』と命名することを決めましたが、梅沢村(現・青森県五所川原市梅田)の前田顯三さんが独自に開発された『津軽』という名前があったので、孫の前田榮司さんの了解を得て、ひらがなで『つがる』とし、1973年(昭和43年)に登録申請、1975年(昭和50年)に登録されました。
『つがる』は着色に難点がありますが、『芳明つがる』をはじめ、『つがる姫』、『ひらかつがる』、『みすずつがる』、『美光』など着色系の枝変わり品種が発見されています。
マコト
主な食べ方
『サンつがる』はそのまま生で食べるのがおすすめです。
スムージーやジャムにしてもおいしいです。
今日のりんご
マコト
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