りんご栽培の1年間


こんにちは。マコト(@makoto_ringo)です。

今回はりんご栽培の1年間でどんなことをするのか調べてきました。

花摘み

木の栄養が、必要な花にだけ集まるように、余分な花は整理します。

受粉

りんごが実をつけるためには、別の品種の花粉を受粉する必要があり、ミツバチやマメコバチがその役割を担っています。

人手による人工受粉も行なわれます。

消毒

りんごは病害虫に冒されやすく、その防除のために低毒性の農薬を散布します。

摘果

多くならせすぎると、実は小さくなり、木が弱って翌年は実をつけなくなります。

そのため、花摘みに続き、葉30~50枚につき果実1個になるように余分な実を摘んで、実の成長を速めます。

袋かけ

病害虫の侵入を防ぎ、果実の色と見ばえをよくするために行ないます。

袋をかけないものは多少見ばえは落ちますが、日光がよく当たって味がよくなり、一般に「サンりんご」と呼ばれています。

袋はぎ(除袋)

「除袋」はりんごにかけた袋をはがす作業で、果実に光を当て綺麗に着色させます。

除袋は作業のタイミングが重要で、気温や日射量によっては果実が焼けて商品の価値が無くなってしまう場合もあり、特に神経を使う作業で経験が必要です。

支柱入れ

「支柱入れ」は、りんごが大きくなり枝が重さに耐えられなくなって折れてしまわないように、支柱を入れて枝を支える作業です。

施肥

翌年の成長をよくするために肥料を与えます。

葉摘み

「葉摘み」は、りんごの実全体に日光を当てて色がムラなくきれいにつくようにするために、光を遮る葉を摘み取る作業です。

りんごの色づきや糖度にも影響があり、葉を取りすぎると光合成が少なくなり栄養分が果実に行きわたらなくなるので、葉摘みの程度を加減することが大切です。

一般に、1個のりんごを育てるためには50~60枚の葉の養分が必要だと言われています。

玉まわし

りんご栽培で最後の総仕上げの作業になるのが「玉まわし」です。

りんごは日光が当たった部分だけ赤くなるので、果実を優しくまわして枝や葉に触れて影になっている面にも日光を当て、果実全体に色がつくようにします。

収穫

収穫の時期は品種によって異なり、8月から11月まで続きます。

貯蔵

収穫後できるだけ早く冷蔵庫に入れて、果実を新鮮なまま保存します。

野積みする場合は、日光の当たらない建物の北側や、木の下の風通しの良い冷涼な場所に積み、雨よけをします。

皮削り

幹の粗皮を削って、その下にひそむダニなどの害虫やその卵を退治します。

剪定

木の形を整え、どの枝にも日光を当てておいしいりんごを作るために、余分な枝を切り落とします。熟練した技術を必要とする、雪の上での重要な作業です。

剪定はりんごを栽培する上で最も重要な技術で、「剪定でりんご作りの7割が決まる」と言う位重要な過程です。

りんごの樹は人間と同様に個性が有り、それを見抜き生かしながら将来どのような樹形に仕立てるかを見据えて、樹の内側まで日光が届くように一本一本丁寧に枝を切り落として時間をかけて枝の配置を整えます。

「一人前になるには千本の樹を切らなければならない」と言われています。

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