りんごはなぜ接ぎ木をして栽培するのか


こんにちは。マコト(@makoto_ringo)です。

りんごの木って種から育てているわけではなく、接ぎ木をして栽培していることを最近知りました。

でもどうして接ぎ木をして栽培するのでしょうか。

種からでは栽培できないのでしょうか。

そんな疑問を解決するために、調べたことをまとめました。

種からではなく接ぎ木をして栽培する理由

種をまくと別の品種になるから


りんごの果実にはいくつか種が入っていますが、その種をまくとひとつひとつが別の品種になります。

その理由は種のもつ遺伝子が母親とは異なるためです。

果物の種は、果実と同じ母親の情報と、花粉である父親の情報が掛け合わさっています。

つまり種=母親×父親となり、母親とは別のものになるのです。

なので新しい品種を作る場合はこうして種を蒔いて作ります。 

ふじ』の種をまいても、『ふじ』の実はできないということです。

マコト

たしか『わらび』は『』の種から誕生してたね。



りんごの枝を土に挿しても根が出ないから


りんごの枝を土に挿しても(挿し木)根が出ないので根が定着しません。

そこでりんごの枝を土台となる木にくっつけて(接ぎ木)栽培します。

りんごの苗木を作る場合は主にカイドウという植物を台木として用います。

このカイドウにも数種類ありますが、いま台木として使われているほとんどが、マルバカイドウという種類です。

マコト

マルバカイドウ』はとても小さな実をつけます。


このマルハカイドウを使った場合、樹が大きくなるので、現在ではこのマルハカイドウに M26やM9などといった樹を小さく納めることができるという「わい性台木」を接ぎ木した台木に、 更に品種を接いだ苗木を用いた「わい化栽培」も増えてきました。

世界のりんごの主産国ではこのわい性台木を 使ったわい化栽培が主流となっています。 

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