りんごのわい化栽培とは


こんにちは。マコト(@makoto_ringo)です。

前回はりんごの高密植栽培を調べました。

その中でわい化栽培というまた聞いたことがない言葉が出てきたので、調べました。

わい化栽培とは


台木はわい性台木を使用した、コンパクトな樹形で多くの本数を植える栽培様式です。

日本国内では気候に合うよう、わい性中間台を使用した苗木が普及しています。

面積10aあたり100~125本植え(樹間2m、列間4m)が基本的ですが、樹形の仕立て方等でさらに細かく分類されます。

欧米のリンゴ生産諸国が面積当たりの収量増加、作業効率向上を目標に広く普及を進めました。

実際に成果は現れましたが、日本国内では海外に比べ大幅に普及が遅れています。

海外と国内の自然環境や苗木生産体制の違いが原因と考えられます。

また、わい化栽培で成果を上げる一方で課題点も確認されています。

マコト

高密植栽培よりわい化栽培のほうが木を植える間隔が広いんだね。



わい化栽培のメリット・デメリット

メリット

  • 面積当たりの収穫量は疎植栽培以上。
  • 収穫始めが早く、成園化し安定収量を上げるまでの時間が普通(丸葉)栽培より短縮される。
  • 作業効率が向上、樹冠内に光が入り易く着色管理もしやすい。

デメリット

  • 面積当りに植える苗木本数が多い=コスト高
  • 樹を支えるための支柱が必要。
  • 自然災害による被害を受けやすい。
  • 定植20年以降の管理が難しく、高度な剪定技術を要する。(樹の大型化や樹形管理困難による間伐、果実品質の低下等、経済寿命20~25年程度)
  • ネズミによる苗木、若木の食害にあいやすい。



マコト

高密植栽培もわい化栽培も自然災害による被害を受けやすいんだね。


りんご大学より引用

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