【千雪】切っても褐変しない不思議なりんご|りんごの品種を勉強する#60



こんにちは。マコト(@makoto_ringo)です。

60回目のりんごの勉強です。

前回はこちら↓

【あいかの香り】ふじに似た希少品種のりんご|りんごの品種を勉強するりんご#59



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今回は『千雪』というりんごの紹介です!

千雪とは


あまさ
(2.5)
すっぱさ
(1.5)
硬さ
(2.5)
ドット柄
(5.0)
レア度
(2.0)



親の掛け合わせ:『金星』 × 『マヘ7

収穫時期:10月中旬頃

生まれたところ:青森県

おもな産地:青森県

大きさ(重さ):250g~350g

皮の色:暗赤色で果点が多い

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千雪の特徴


千雪』は切ってもすりおろしても果肉が茶色く褐変しないのが特徴のりんごです。

果汁は多く、糖度15%と甘みが強いです。

果肉は硬めですが、やや粗めの肉質です。

果皮にはサビ状の果点が大きく目立ちドット模様のように見えます。

貯蔵性は冷蔵で約3ヶ月持ちます。

マコト

千雪』には褐変の原因のポリフェノール類が少ないので褐変しにくいそうです。


千雪の歴史



千雪』は青森県りんご試験場(現・地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所)が1983年(昭和58年)に『金星』に『マヘ7』を交配して生じた実生から選抜・育成された品種です。

1995年(平成7年)に一次選抜が行われ、1999年(平成11年)に果肉をすりおろして一晩おいてもほとんど褐変しないことが分かり、その特徴が注目されました。

2004年(平成16年)11月の青森フェアで「この特性が活かされるのでは」と改めて見直され2005年(平成17年)3月に『あおり27』として二次選抜されました。

2006年(平成18年)に登録出願、2008年(平成20年)に品種登録されましたが、品種登録にかかる手数料が支払われていなかったために同日に育成者権が消滅しています。

2008年(平成20年)に商標名を『千雪』としました。

マコト

雪が降っているように見えることから『千雪』と名前がつきました。

主な食べ方



千雪』は甘いので、そのまま生で食べるのがおすすめです。

また、果肉の色が変わらないのでサラダなどの料理にも使えます。

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マコト

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