こんにちは。マコト(@makoto_ringo)です。
2回目のりんごの品種の勉強です。
前回はこちら↓
【アルプス乙女】小さくてかわいいりんご|りんごの品種を勉強する#1
今までに出会ったりんごたち>>>りんごの品種一覧
今回は『紅玉』というお菓子作りに最適なりんごの紹介です!
【目次】
紅玉とは
親の掛け合わせ:『エソパス・スピッツェンバーグ』の実生
収穫時期:10月上旬~11月上旬
生まれたところ:アメリカ
おもな産地:青森県、長野県、山形県
大きさ(重さ):200g前後
皮の色:全体的に濃いめの赤色。光沢がある。
紅玉の特徴
『紅玉』は200gほどの小ぶりなりんごです。
皮はワックス成分が多いので少しベタベタします。
布で表面を拭くとべたつきも取れてつやが出ます。
生で食べると酸っぱいですが、加工すると甘みが増します。
果肉は煮込んでも煮崩れしにくいので調理用に最適です。
全体的に赤くて、重量感があり、皮にテカリがある『紅玉』がおいしいと言われています。
重たい『紅玉』ほど果汁が多く含まれています。
紅玉の歴史
紅玉の起源は2つの説がある
『紅玉』の起源には2つの説があります。
ひとつは、レイチェル・ネグス・ヒグレイさんが育てたという説です。
彼女の家族が1804年にオハイオ州の未開拓地に入植する際に、コチカネット州のりんご酒製造会社でりんごをすりつぶす際にでるりんごの種を集めて土地を耕し、種を植えました。
彼女は熱心に世話をして、おいしいりんごを育て、いろいろな施設にりんごを供給できるようになりました。
そこから育ったりんごに彼女は、夫の名前「ジョナサン・ヒグレイ」から『ジョナサン』と名前を付けました。
もうひとつは、1826年にアメリカ・ニューヨーク州アルスター郡のフィリップ・リックさんの農場の『エソパス・スピッツェンバーグ』の実生と言われています。
最初は「リック」と呼ばれていましたが、ジョナサン・ハズブルックさんがこのりんごのすばらしさをオールバニ園芸協会のジャッジ・ビュエル会長に紹介し、ビュエルさんがジョナサン・ハズブルックの名から取って『ジョナサン』と改名されたという話です。
マコト
日本に来たのは明治時代
『紅玉』が日本に入ってきたのは1871年(明治4年)です。
北海道開拓使によって導入されましたが、導入当初は各地で『満紅(まんこう)』、『千成(せんなり)』、『六号』、『三五号』、『千生』、『チ印』、『盾無』などといろいろな名前で呼ばれていました。
呼び名が多く混乱をきたしたため、1900年(明治33年)に『紅玉』という名前に統一されました。
マコト
紅玉さん
アメリカから導入直後の『紅玉』は全体的に赤くなかったそうです。
現在市販されている『紅玉』は最初に導入されたものの枝変りで全体的に赤くなりました。
大量に出回っていた時代がありましたが、新品種が続々と登場するにつれ一時はなかなか手に入らないくらいにまでに減っていました。
近年、製菓用にはやっぱり『紅玉』が酸味や果肉の肉質などが向いているということで生産量が復活しているそうです。
『紅玉』は交配親としても優れていて『ジョナゴールド』、『つがる』、『あかね』、『紅の夢』など多くの品種を誕生させています。
主な食べ方
アップルパイ、タルト、タルトタタンなどお菓子作りに最適です。
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