こんにちは。マコト(@makoto_ringo)です。
29回目のりんごの勉強です。
前回はこちら↓
【Jazz(ジャズ)】すっきりとした甘さのニュージーランドのりんご|りんごの品種を勉強する#28
今までに出会ったりんごたち>>>りんごの品種一覧
今回は日本で一番早く収穫できると言われている、とっても酸っぱい『わらび』というりんごの紹介です!
【目次】
わらびとは
親の掛け合わせ:『旭』の突然変異
収穫時期:6月下旬
生まれたところ:埼玉県
おもな産地:埼玉県
大きさ(重さ):150g~200g
皮の色:浅緑色で熟度が進むと鮮紅色に着色する
わらびの特徴
『わらび』は花が満開になってから60日~65日で成熟する極早生品種です。
果肉の色は緑白色で、硬さは少しやわらかめです。
甘みよりも酸味を強く感じるりんごです。
わらびちゃん
マコト
わらびの歴史
『わらび』は埼玉県蕨市錦町の農家の吉澤正一さんが研究・開発した極早生品種です。
1963年(昭和38年)、吉澤さんは家族で食べた『旭』りんごの種を遊び心で自宅裏にまきました。
すると後日、その種が芽を出しました。
当時、りんごは寒いところでしか育たないのが常識で、吉澤さんは「花くらい咲けば良いか」という気持ちでその芽を丹精込めて育てました。
りんごを育てたことがない吉澤さんでしたが、数年後の4月にりんごの花が咲き始めました。
さらに、2年後の6月末にいびつに変形した赤い実がなりました。
食べてみると『旭』りんごとはかなり違う味がしました。
吉澤さんは突然変異ではないかと直感して、青森や長野などを訪ね、新品種だと確信していきました。
それから、吉澤さんは「りんごの無い季節に病人や子供に新鮮なりんごを食べさせたい」という思いで、研究を重ねていきました。
そして、1981年(昭和56年)5月27日、日本一早く実をつけるりんご、『わらび』が品種登録されました。
今日では、蕨市は毎年、接ぎ木をして増やした苗木を、市内の公園や公共施設などに植えられ、梅雨の晴れた日に市民と一緒に『わらび』りんごを収穫して、サイダーやシャーベットに加工して商品化しているそうです。
マコト
主な食べ方
『わらび』はジュースやジャム、アップルパイにして食べるのがおすすめです。
今日のりんご
マコト
[…] わらび […]